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生活習慣病、メタボリックシンドローム

おなかの中に余分な脂肪がたまる『内臓脂肪型肥満』。

この内臓脂肪型肥満に加えて、高血圧、高血糖、高脂血症のうち2つ以上の危険因子が加わると、動脈硬化のリスクが急激に高くなります。

をメタボリックシンドロームとは、動脈硬化の危険因子を複数あわせもった状態をいいます。

危険因子を複数かかえるというメタボリックシンドロームの危険さは、欧米などでは『死の四重奏』と表されていました。

それほど、死と間近にある病気だと考えられているということです。

日本でも約12万人の功労者を対象に過去10年の検診データを調べた結果があるそうです。

この結果によると、危険因子を複数持っていた人は、なかったとても健康な人に比べると、心臓病の発症率がまったく異なります。

これらの危険因子が2つ見つかった場合は5.8倍。

3〜4つ見つかった場合はなんと35.8倍とぐんとあがることが報告されています。

このように動脈硬化の危険因子を複数もってしまうと、いっきに死の危険と隣り合わせになります。

これらの危険因子の発症や、動脈硬化を助長させてしまうしくみに、内臓脂肪の蓄積が深く関わっていることもわかってきました。

そのため、病気の一歩手前の状態から警鐘を鳴らすというためにもメタボリックシンドロームという言葉がうまれました。

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メタボリックシンドロームの診断基準

メタボリックシンドロームの診断基準とは何でしょうか。

内臓脂肪型肥満に加え、下記の血糖値、血圧、血中脂質の基準にあてはまるものが2つ以上あるとメタボリックシンドロームと診断されます。

・内臓脂肪型肥満

腹囲 男性85cm以上 女性90cm以上

・血糖値

空腹時血糖値 110mg/dl以上

・血圧

収縮期高血圧(上の血圧) 130mmHg以上

拡張期血圧(下の血圧) 85mmHg以上

・血中脂質

HDLコレステロール値 40mg/dl未満

中性脂肪地 150mg/dl以上

メタボリックシンドロームと診断されたら、すぐ生活習慣の改善試みましょう。

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内脂肪がなぜ体に悪いのか

内脂肪は体に悪いと言われますが、それでは内臓脂肪はなぜ体に悪いのでしょうか。

・内脂肪は血糖値を上げる

血液中の糖はインスリンというホルモンの働きで調整されています。

脂肪細胞から分泌される『アディポネクチン』という物質は、インスリンの働きを活性化させます。

しかし、内臓脂肪が過剰にたまるとアディポネクチンの分泌量が現象します。

こうしてインスリンの働きが低下すると、糖が処理されにくくなります。

さらに内臓脂肪が多くたまると、脂肪は糖の材料となるので、血液中の糖が増加します。

しかしインスリンの働きは低下しているために糖が十分に使われず、血糖値が上がります。

・血圧を上げる

アディポネクチンには、血管をやわらかくし、血管を広げやすくする働きもあります。

しかし内臓脂肪がたまると分泌量が現象し、血管が硬くなります。

こうなると血圧が上昇します。

・高脂血症を起こす

内臓脂肪がたまると、血液中の中性脂肪の量も増加してしまいます。

また、脂質を分解する酵素の働きも弱まり、善玉のHDLがつくられなくなります。

そのため、中性脂肪が多く、HDLコレステロールが少ない高脂血症をひきおこします。

さらには、内臓脂肪により悪玉に入り込みやすい『超悪玉』の小型LDLコレステロールがたくさんあらわれます。

そのため、動脈硬化がいっそう促進されてしまいます。

内脂肪はさまざまな悪影響を引き起こすことがわかっていただけたでしょうか。

できるだけ内臓脂肪をためこまない生活習慣を身につけましょう。

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メタボリックシンドロームの予防

メタボリックシンドロームに陥らないためには、まずは内臓脂肪の蓄積を減らすことが、一番効果的でしょう。

そして、さまざまな生活習慣を根本から予防することにもなるでしょう。

どのような点に気をつければいいのでしょうか。

・食生活に気をつける

食べすぎがあれば改善しましょう。

内臓脂肪を減らすためには効果があるでしょう。

脂肪の取りすぎにも気をつけましょう。

就寝前の夜食は、体脂肪としてとてもたまりやすいので控えたほうが賢明です。

・基礎代謝をアップさせる

基礎代謝がアップすると、体を動かしていないときでも、エネルギーが消費されやすくなります。

呼吸するだけでも代謝がアップしたらいいですね。

ウォーキングや水泳などの有酸素運動に加えて筋肉をつける運動も追加したほうがよいでしょう。

ただし無理のない範囲で行うことと、運動を制限される病気のある人は主治医の指導のもと行うということに注意しましょう。

・普段からの心がけ

普段から体を動かす運動習慣を身につけることは、内臓脂肪を減らすためには重要です。

運動などとあわせて、通勤の電車やバスの中や、階段を積極的に利用したりとこまめに体を動かしましょう。

また、肥満気味で内臓脂肪のたまり具合が気になるという人は体重や腹囲を毎日測定しましょう。

こうした計測を毎日行うことで、普段の生活習慣全般に対して意識が変わるでしょう。

計測は毎日同じ時間に行うのが有効でしょう。

自分の値を十分に把握しておきましょう。

簡単な改善で死の四重奏から逃れられるなら、改善したほうが賢明ではないでしょうか。

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