HOME >> 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
ストレスとの関わりによって、胃と十二指腸の粘膜が損傷をうけます。
これら、胃、十二指腸の粘膜が損傷を受けた状態を胃潰瘍、十二指腸潰瘍といいます。
この病気は強い胃の痛みなど、自覚症状により病気が発見されることが多いです。
胃と十二指腸はどのような働きをする器官でしょうか。
それは、食べた物の消化が行われる器官です。
胃と十二指腸の内部は粘膜によって覆われています。
食べ物を溶かす胃液が粘膜から分泌され、消化を行います。
胃液はとても強力な酸です。
時には、胃や十二指腸を溶かしてしまうほどの威力です。
粘膜は臓器を守るためにアルカリ性の粘膜も分泌しています。
それにより胃液はうまく中和されています。
粘膜が弱るなどして、胃液によってただれてしまうことがあります。
それが進行して臓器の壁がえぐれてしまったりするのが胃潰瘍、十二指腸潰瘍です。
胃潰瘍は、進行すると粘膜を突き破って胃壁に穴があくこともあります。
原因はピロリ菌という細菌によって、慢性的な粘膜の炎症が起きていることがまず根本的な原因と考えられます。
加えて、ストレスが粘膜の分泌に異常を引き起こし、胃潰瘍、十二指腸潰瘍がおこりやすくなります。
胃液や粘液の分泌は、脳からの指令で調節されています。
脳は自律神経が働いたり、ホルモンが出たりしていてバランスがとれるように指令をだしています。
しかし、ストレスを受けるとそのバランスが崩れてしまい、胃液と粘液のバランスが崩れてしまいます。
進行してしまって、痛みが強くなってからでは重病化していることが多いので、自覚症状があれば検査で申し出たり、受診しましょう。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍は、自覚症状が発症に気づくポイントになります。
自覚症状が出て放置すると重病化します。
自覚症状を少しあげるので、自分にあてはめてみましょう。
・みぞおちのあたりに腹痛がある
胃潰瘍の自覚症状の90パーセント以上は上腹部の腹痛です。
重く、鈍い痛みを感じます。
継続してこの痛みがあるようならば受診しましょう。
・胸やけや胃の不快感がある
胃液の出すぎにより、この胸やけ、胃の不快感はおこります。
吐き気やげっぷ、ムカムカを感じます。
食べすぎなどで起こっているのと違う場合は気をつけましょう。
・吐血することがある
粘膜の血管が損傷されることもあり、その場合は吐血します。
いづれにせよ、吐血は体がダメージを訴えています。
受診しましょう。
・血便がある
十二指腸で出血がある場合、血液が赤く見えず黒く見えます。
血便も吐血と同じく、体がダメージを訴えているので、受診しましょう。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍の初期の症状は軽い痛みなので、市販の薬などでその場をやり過ごしてしまいがちですが、早期治療が大事です。
自覚症状を感じたら、大丈夫だと過信せず、受診しましょう。
胃、十二指腸潰瘍も生活習慣の改善により予防のはかれる生活習慣病です。
どのような点に気をつけて改善すればよいのでしょうか。
・ストレスをためないようにする
ストレスは胃潰瘍、十二指腸潰瘍を引き起こす大きな要因です。
現代の人に多い過労や睡眠不足は、ストレスに対する抵抗力を弱めています。
疲れを感じたときは十分な休養をとりましょう。
また、食べ過ぎやお酒の飲みすぎもストレスで弱っている粘膜を傷つけることがあります。
ストレスにより過剰に食べたり飲酒することもあるでしょうが、避けましょう。
さらに喫煙も粘膜を傷つけます。
喫煙でのストレス解消も避けましょう。
また、胃が空っぽの状態で消化剤などを飲んでしまうと、胃液の分泌を促すので胃を傷めることがあります。